ディーーープマンガ論

最近読んでいる本、よしながふみさんの対談集
よしながふみ対談集 あのひととここだけのおしゃべり
素人の立ち入り危険!!!って感じのマンガ論転回で、私なんて全然わかんない作品とか作家さん名とかマンガ理論が転回されてます 対談相手が皆さん物書きさんだから、きっと書き手じゃなきゃわからないことなんだろうな
私は高校〜大学の間にほとんどマンガを読んでなかった(小中は読みまくってたんだけれどキャパを越えたのかピタッと止まった)上に今もけっこう偏食気味にマンガを読んでいるのでこういう議論は出来ないなあ、なんて思います 
私が話すのってせいぜいこの作家さんとこの作家さんは仲いいらしいけど実際話の雰囲気も似てるよね〜ぐらいだけど、よしながさんたちはこの作家さんのこういう理論がこうで、それはこの作家さんに引き継がれてて・・・私はこの作家さんを読んで感動したから自分の作品のここはこの人の流をくんでるんだ、みたいなそれはもう壮大なことになってます 作家さんの頭の中ってかなり大きな宇宙が広がってるよ・・・
あと、白泉社の話があちこちで出てくるのがちょっとウケます 白泉社のマンガってりぼん、なかよしにはない独特なオーラ(マイノリティなオーラなんだけど)を薄々感じていたので、よしながさんたちが「白泉社は別マじゃ描けない作家さんたちの受け皿なんだ」みたいに言われてて「やっぱり!!?」って それが確認できてうれしかったです そういえば菅野さんも今はオトメン描いてるけど前は新撰組モノを熱く描いてるもんな
それを考えるとコーラスにおける松田奈緒子タンがいかに異色かがわかるってもんです
それから少女マンガと少年マンガの違い、その真ん中のサブカル系マンガの位置づけなんかもおもしろかったです B☆Lの存在意義もちょっとわかったり 内容が濃すぎてまだ半分しか読んでないけど既に満腹超えちゃってます 理屈ごねられるの苦手な人は受け付けないかもしれないけれど、マンガが好きでマンガを作ってる人も好きでもっと知りたい!って人は読んでみるといいんじゃないかな