四畳半神話大系 (角川文庫)
3年ぐらい前に京大周辺で軽く迷子になったのが報われました けっこう出町柳駅周辺の地名が出てくるのだけど、映像が頭に浮かんできやすかったです
4つの章に分かれてるんだけど、最初の3つは前に読んだ「太陽の塔」に似てて、非モテ京大生の浮かばれない生活を同じ時系列で3パターン書いてあって、4章ではそれがちょっと違うパターンで書いてあって、あの時の選択ひとつで人生はこうも変わるんだって気付くのだけど、いやあ、4章読みながら「やられた!」って思いました 「太陽の塔」も「四畳半神話体系」も作者自身が投影されてるっぽくて、今までは非モテで卑屈で煮え切らない人だなあと思ってたけど4章読んでちょっとネガティブイメージ減りました でもやっぱりこの人は気難しくて遠い友達づきあいなら出来るけど親しくするのは面倒だなーって思います あれ今ひどいこと言ってる?